新しいパターンができあがりました。

Hitofude Cardigan by Hiroko Fukatsu
•
サイズ : 胸囲 XS 73-84 (S 85-96, M 97-108, L 109-120, XL 121-132, XXL 133-144) cm
•
出来上がり寸法 : 身幅 42 (48, 54, 60, 66, 72) cm (詳細なサイズは p.5 概略図参照)
•
使用糸 : Tosh Merino Light by Madelinetosh 384 m / 100 g, 2 (3, 3, 4, 4, 4) かせ (サンプル作品
はサイズXS、col. French Greyを約1.7かせ使用) 、または中細程度でドレープの効果が出やすい糸を約660 (760, 890, 1060, 1190, 1390) m
•
使用針 : 5号 (3.6 mm) / 80 cmの輪針 (ゲージに合わせて針のサイズを変えてください)
•
その他用具 : ステッチマーカー5個 、5/0号程度のかぎ針、とじ針、予備針 (メインの針と同じか細めの4本棒針または輪針) 1本 、余り糸2本、直径13-15 mmのボタン1個 (オプション)
• ゲージ : チャートAで20目 × 32段 = 10 cm、またはチャートAを縦横各2模様 (24目 × 16段) = 12 cm × 5 cm (いずれも水通し後、軽く伸ばした状態で)

***
簡単なレース模様で編む前身頃ヒラヒラ系のオープンフロントカーディガンです。この夏に編んだNyanenやDate Nightでのアレンジなどからアイデアとイメージを膨らませて作りました。

「ひと筆」という名前は、一度も糸を切らずに編むことができるパターンというところから来ています。糸始末が最小限ですむということくらいしか実用面でのメリットはないのですが、なるべく糸を切りたくないのがニッターの性。そういう意味ではちょっと面白がってもらえるかな、なんて思っています。

構造も編み方もとても単純なので、難しいところはほぼありません。一カ所だけ、上身頃から下身頃に移る工程がややこしいのですが、頼れるテストニッターの皆様のアイデアとアドバイスのおかげで、わかりやすく説明できたのではないかなと思っています。

サンプルとして編んだSサイズの作品を義母にプレゼントしたのですが、それはそれは喜んでくれました。年齢を選ばず着ていただけそうなデザインになったと思います。

(ボタンはオプションで付けられるようになっています)
アレンジしやすいつくりなので、袖丈や袖周り、着丈、ドレープの増減などお好みに合うよう変更して編んでみてください。テストニッターの皆様が様々なサイズ、糸、色、そしてアレンジで編んでくださっているのでとても参考になると思います。完成作品一覧は
こちら。
私もギンガリネンを使って夏アレンジ作品を編みました。3号針で編んだので、ちょっと窮屈な仕上がりですが、この夏大活躍でした。


半袖、着丈長めでヒラヒラ増。模様もちょこっと変えたので、チャートを載せておきます。

囲みの色はパターンのチャートB-Eに対応しています。1段目の薄いグレーの2目一度の部分は、各チャート1回目は表目、同じチャートを2回以上繰り返す時は2目一度して編んでください。
***
Yarnaholic様でもお取り扱いいただいていますので(日本語版のみ)、ペイパル以外の決済方法をご希望の方はぜひ
こちらをご利用くださいね。
なお、パターンは一般的な編み図式ではなく、すべて文章で説明する内容(模様編みのチャートと写真解説はあります)ですので、どうぞご注意ください。よろしくお願い致します!
最後になりましたが、テストニッターの皆様、そしてテクニカル編集をしてくださった眞理さん。皆様の協力なくしてはこのパターンが産声をあげることはありませんでした。本当にありがとうございました。
ではまた、次回!